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ポリエーテル系TPU材料

一、概要

TPUは、一般的に熱可塑性ポリウレタンエラストマーと呼ばれ、熱可塑性ポリウレタン(TPU)は熱可塑性エラストマーの一種です。他の熱可塑性エラストマーと同様に、TPUは弾性を持ち、溶融加工が可能です。押出成形、射出成形、ブロー成形、カレンダー加工などの方法で成型できます。TPUは真空成型や溶解コーティングに使用することもでき、さまざまな織物技術に適用可能で、着色も容易です。他の熱可塑性エラストマーと比較して、TPUは幅広い物理的特性の組み合わせを持ち、極めて高い柔軟性を備えており、多様な用途に適しています。

ENVIRLシリーズTPU製品:ショア硬度は60Aから80Dまで幅広く、ポリエステル型、ポリエーテル型、ポリカプロラクトン型、その他の特殊機能型(ホットメルトTPU、発泡TPU、マット難燃TPUなど)を含みます。お客様の特殊な要件に合わせたカスタマイズ製品にも対応し、射出成形、押出成形、ブロー成形、カレンダー加工、ホットメルト加工、熱圧縮加工など、さまざまな加工プロセスに適しています。優れた品質の安定性と加工のしやすさが、ENVIRL TPUの特徴です。

二、製品特性

ポリエーテル系TPU材料は押出成形に適しており、射出成形にも使用可能です。優れた耐加水分解性、耐油性、高い透明性、低温柔軟性、高反発性、抗菌性などの特性を備えています。
製品品質は安定しており、優れた加工性能により、お客様の原材料ニーズを満たします。

三、応用分野

工業用水管、波形管、工業用ベルト、エアーホース、動物用耳標、電線ケーブル、押出フィルム。

四、ポリエーテル系押出グレードTPU材料の代表的な指標

 
 
物性 試験方法 単位 BR-80A BR-85A BR-90A BR-95A
硬度 JIS K 7311 ショアA 80 85 90 95
密度 JIS K 7311 g/cm³ 1.10 1.11 1.12 1.13
100%引張応力 JIS K 7311 MPa 6 7 10 13
300%引張応力 JIS K 7311 MPa 10 12 25 28
引張強度 JIS K 7311 MPa 25 26 28 30
伸張率 JIS K 7311 % 600 500 450 400
裂け強度 JIS K 7311 kgf/cm 75 80 100 110

備考

  1. 上記製品に加え、当社はお客様の要望に応じて抗UV剤や耐加水分解剤などの添加剤を配合することができます。

  2. 本材料は吸湿性および加水分解劣化しやすい特性を持つため、湿気の多い環境や直射日光への曝露を避けてください。

  3. 一般的な包装は25 kg/袋です。

  4. 上記データは一般的な参考値であり、保証値として扱うことはできません。


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